専門医療センター

脛骨近位端粉砕骨折

脛骨近位端粉砕骨折(増井)

症例 55歳、男性
脛骨近位端骨折(AO41C3)
受傷時レントゲン・CT

治療計画 *2 stage surgery
  • 1st
     内側:前方、側方(1/3円プレート)、後方(中央~外側:L字プレート)骨片を整復固定
     外側:KW固定
  • 2nd
     外側:関節面を整復し、LCP固定。外側骨片を支持するため、ロッキングスクリュー直上にガイドピンを挿入し、Raffting screwを前方から挿入固定する。人工骨を注入する。
術中経過 *1st stage surgery
  • 出血量:190ml
  • 手術時間:2時間21分
  • リハビリ:術後1 日車いす、3日歩行訓練
*術後レントゲン
*2nd stage surgery
  • 出血量:350ml
  • 手術時間:2時間33分
  • リハビリ:術後1 日車いす、3日歩行訓練
*術後レントゲン

*術後3か月時レントゲン

骨癒合が得られ全荷重歩行中で、可動域は0~130度である。
ポイント
  • 2 stage surgery
  • 後外側骨片:L字プレートで固定
  • 外側LCP近位のロッキングスクリュー直上にガイドピンを挿入し、Raffting screwを前方から挿入固定