専門医療センター

透析センターについて

透析センター長 飯塚 大介

当センターは採光が豊かで、明るく開放感のある部屋となっています。フロア内は柱がないため全体を見渡すことができ、患者様の様子や異常が把握しやすい構造となっています。ベッドは間隔を広げて配置していますので、車いすでも容易に移乗が可能です。

各種血液浄化療法に幅広く対応しているほか、血液検査他の検査を定期的に行い異常の早期発見に努めています。異常を発見した場合は、総合病院の利点を活かした診療科の垣根を越えた包括的な医療を提供しています。透析患者様に多く見られる掻痒感、消化器症状、心臓や末梢血管の血流障害など、様々な訴えに耳を傾け、あらゆる疾患に対し安心して頂ける全身管理を行っています。

透析支援システム

当システムは、患者様の入退室情報、検査データ、注射薬剤など透析療法全体をコンピューターで一元管理しています。
このシステムの導入により業務のスリム化・効率化を実現し、患者様の元へ行く機会が増えることで、安心・安全で患者様に寄り添った医療を提供しています。

透析支援システム

オンラインHDFの導入

オンラインHDF(血液透析濾過療法)は、優れた臨床効果が得られる新しい方法で、従来の透析療法の欠点や問題点を解決することができる治療方法です。オンラインHDFを導入することで、患者様に負担の少ない、体に優しい透析を行う事を可能としました。

オンラインHDFの導入
オンラインHDFって?

長く透析を続けると手根管症候群などの合併症を起こすことがあり、この原因となる物質は普通の透析では除去しにくいため、HDFによって積極的に除去し、合併症を抑えています。オンラインHDFはもっとも効率の良いHDFで、無菌的に調整した透析液(置換液)を血液と混ぜて除水を行うことで、より多くの老廃物を取り除くことが出来ると言われています。(当院では治療上必要な患者様には積極的に取り組んでいます。)
※オンラインHDFを行うためには、細菌やエンドトキシンと言われる物質を測定感度以下になるまで清浄化しなくてはなりません。当院では専属の臨床工学技士により厳密な管理を行っています。

HD(血液透析療法)
HD(血液透析療法)
オンラインHDF(血液透析ろ過療法)
オンラインHDF(血液透析ろ過療法)

フットケア

人工透析治療を受けている方には、血行不良が原因となる足のトラブルが発生しがちです。
当センターでは透析治療中に足の観察を行い、異常の早期発見に努めています。

トータルサポート

心電図・心エコー、シャントエコー、ABIなどの検査結果は、循環器専門医が診断し、異常があった場合はすぐに対応します。
透析中は、心電図モニターを装着し、ウォールーム(患者モニター監視システム)で専属のスタッフが監視しています。異常があれば、すぐに連絡がくるので、迅速な対応ができます。
救急からの受け入れも24時間365日対応しています。総合病院だからこそ、様々な疾患に対応できるサポート体制があります。

快適かつ安全で安心な透析療法を提供するための取り組み

無料送迎サービス

当院では、透析を受ける患者様の自宅から病院玄関前まで、無料で送迎を行っています。
ご希望の方は、お気軽に透析室スタッフまでお問い合わせください。
※患者様の状況やご住所によっては、ご希望に沿えない場合もありますのでご相談下さい。

透析室の概要

ベッド数:45床(個室1床含む)
血液検査:毎月2回
胸部レントゲン:毎月1回
心電図:6ヶ月に1回
心エコー:6ヶ月に1回
シャントエコー:1年に1回
ABI(足関節上腕血圧比):6ヶ月に1回
頸動脈・大動脈エコー:1年に1回
腹部エコー:1年に1回
各ベッドに個別のテレビあり

透析センター受入時間

曜日 患者入室開始時刻 開始時刻
月・水・金 午前 8時〜 午前 8時30分〜9時30分
午後 2時30分〜 午後 3時〜4時
火・木・土 午前 8時〜 午前 8時30分〜9時30分
午後 2時30分〜 午後 3時〜4時

当院での透析治療をご希望の患者様へ

当院での透析治療をご希望の患者様は、現在通院されている病院、施設の方にその旨お伝えください。当センターでは、患者様より直接のご相談はお受けしておりません。現在、通院されている施設の医療スタッフの方によるご連絡をお願いいたします。(月~土曜 10:00~16:00、祝日を除く)

お問い合わせ

TEL・FAX:047-384-8403(透析室直通)