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難易度の高い治療例

難易度の高いASO・閉塞性動脈硬化症の治療例

ASOの難関症例①
63歳の男性、歩行時の右足の痛みあり、血管造影では、左浅大腿動脈(太ももの血管)が20cm以上にわたって、完全につまっていた(A)。上方すなわち左足の付け根からガイドワイヤー(ピアノ線)を通していくのが困難と考えられたため。右膝裏の動脈から上方へ向いてカテーテル治療を行い、最終的にステントを留置して、完全閉塞していた箇所は全て完全に開通するようになった(B) 。

ASOの難関症例①

ASOの難関症例②
85歳男性、約1年前より100m以上歩くと右足が痛くなったが、最近では30m歩くことも困難となった。血管造影では、右浅大腿動脈(太ももの血管)が25cm以上完全閉塞(A)していた。
バルーンによるカテーテル治療によりステントを留置し、血行は完全に回復した(B) 。現在歩行障害はみられない。

ASOの難関症例②

ASOの難関症例③
56歳の男性、血液透析中。歩行時に左足の疼痛が出現し、左足の血行不良、潰瘍もみられるようになった。血管造影では、左浅大腿動脈から膝下の動脈にかけて、全て完全に閉塞していた(A)、エキシマレーザー、ロータブレーターを駆使し、ステントを3本留置し、完全閉塞部位は完全に開通した(B)。カテーテル治療成後、下肢の症状は著しく改善した。

ASOの難関症例③

ASOの難関症例④
59歳の女性、左下肢の浅大腿動脈が全長30cmにわたって完全閉塞し(A⇒)、左足の痛みが原因で歩行はおろか、夜も眠れない状態であった。エキシマレーザー、ロータブレーター、ステントを駆使して、完全に治療(B⇒)、ABIは0.5台から0.8まで改善。症状もほぼ消失した。

ASOの難関症例④

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