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鎖骨偽関節症例

鎖骨偽関節症例(増井)

症例 35歳、男性、鎖骨骨幹部粉砕骨折術後(他院手術)偽関節症例
受傷時他院レントゲン
初回手術後他院レントゲン
当院紹介時レントゲン・CT
近位スクリュー緩みとプレート脱転あり、遠位スクリューに緩みなし
治療計画
  • 偽関節原因:骨折部の不安定性
  • 内固定:固定性を上げる
  • 骨欠損:骨移植術
  • 周囲軟部組織を剥離せず、初回に使用したプレートを残したまま近位に新たにロッキングスクリュー挿入
  • メインのプレートを前方に設置して固定
術中・後経過
  • 手術時間:1時間40分
  • リハビリ:術後2日自他動運動、術後1週自動運動
術後レントゲン
ポイント
  • 不安定性による偽関節:固定性をあげる
  • 周囲軟部組織を剥離しない
  • 初回に使用したプレートを残したまま近位に新たにロッキングスクリュー挿入
  • メインプレート:前方設置
術後レントゲン

骨癒合が得られ、復職中である。