専門医療センター

大腿骨転子下骨折症例

大腿骨転子下骨折症例(増井)

症例 大腿骨転子下骨折(Seinsheimer & Bergman分類 typeIV)症例
術前レントゲン
術前CT
術直後レントゲン
術中・後経過
  • 出血量:700ml
  • 手術時間:2時間21分
  • 術後2日可動域訓練、3日車いす、術後3週で1/3荷重開始、1週上がり
術後レントゲン
ポイント *大腿骨転子下骨折
  • 内側に圧迫力、外側に伸張力
  • 大転子部周囲に骨折
  • 強い応力に耐えられる内固定材:近位スクリュー挿入部に応力集中
  • SFN:大転子部の固定が出来ない
  • PFNA (近位16.5㎜、遠位10㎜、長さ340㎜)使用
  • 大転子骨折・転子下骨折第3骨片:Buttress plating(Synthes olecranon plate)/wiring
*転子下骨折部をファイバーワイヤーで仮締結後に、髄内釘を挿入

*oleclanon plateを髄内釘挿入皮切部から挿入、バットレスプレートとして大腿骨後外側部にあてがいワイヤー締結し、大転子も整復固定。

*問題点:ワイヤリングによる血流障害