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リスフラン関節骨折症例

リスフラン関節骨折症例(増井)

症例 57歳、男性
術前レントゲン
術前3DCT 第3・4中足骨にPop-up signを認める。

第1中足骨内外側に裂離骨折、第1中足骨基部第2・3中足骨関節内骨折、立方骨裂離骨折を認める。
治療計画 [1st stage]
腫脹が強く、compartment syndrome予防のため、筋膜切開 第2、4中足骨上に縦皮切を加え、第4/5・3/4・2/3・1/2間筋膜を切開すると浸出液が浸みだしてくる。 シューレース法で縫合する。

第1中足骨内側に皮切を加え、足底筋群筋膜を切開、開放する。

[2nd stage]
第1〜3中足骨:スクリュー固定
第4〜5中足骨:キルシュナー鋼線固定
術中・後経過
  • 手術時間:1時間
  • リハビリ:術後2日自他動運動、術後1週自動運動
  • 足底板にて歩行訓練
術直後レントゲン
術後8週レントゲン :全荷重歩行
ポイント Compartment syndrome予防:筋膜切開