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脛骨近位端骨巨細胞腫症例

脛骨近位端骨巨細胞腫症例(増井)

症例 36歳、 男性
レントゲン 脛骨近位端に膨張性に発育する腫瘍を認める
MRI/CT 骨皮質は菲薄化し、軟骨下骨まで腫瘍を認める
生検術 骨巨細胞腫
術前計画
  • 拡大掻爬
  • 補助療法(熱焼灼/フェノール処置)
  • 人工骨移植
  • LCP固定
術中写真 腫瘍を大きく開窓した後に鋭匙で掻爬 エアトームを用いて拡大掻爬 電気メスで周囲骨髄を熱焼灼 フェノールで周囲骨髄を処置 拡大掻爬、補助療法施行後 β-TCPを骨欠損部に充填(軟骨下に気孔率75%の顆粒、下支えする支柱として気孔率60%のブロック) LCPで外側壁を補強する
術直後レントゲン 骨皮質は菲薄化し、軟骨下骨まで腫瘍を認める
術後後療法
  • 術後1日 可動域訓練、1/3荷重歩行
  • 術後3週 1/2荷重歩行、1週あがり
術後3年レントゲン LCPは抜去、再発なく全荷重歩行中である