専門医療センター

大腿骨転子部骨折・人工骨注入症例

大腿骨転子部骨折・人工骨注入症例(増井)

症例 91歳、女性
当院で大腿骨転子部骨折に対して観血的整復固定術を施行
受傷時レントゲン
*頚部上方(赤矢印)を壊さないようにガイドピン・髄内釘を挿入する。

*ラグスクリュー挿入部をドリリング後に人工骨注入用チューブ(黄矢印)を骨頭内に挿入する。

*骨頭内に注入チューブを挿入し、奥から人工骨(α―TCP)を注入する。

*骨頭内、ドリリング部から髄内釘内側縁に沿い、人工骨(α―TCP:緑矢印)を充填する。
術中・後経過
  • 出血量:少量
  • 手術時間:20分
術後直後レントゲン
術後レントゲン
骨内から内側骨皮質部にαTCPが充填されている。

髄外に整復され、骨欠損部にαTCPが充填されている。