専門医療センター

大動脈センターについて

大動脈解離・大動脈瘤の専門治療センター

低侵襲治療による新しい心臓外科の挑戦がはじまる!

「低侵襲治療」は、私たちがかねてから取り組んでいる体に優しい治療法です。
平成10年以来、三角院長が推進してきたカテーテル治療は、従来手術でしか治療が出ないと言われてきた様々な疾患を、体を切らずに治療することを可能としてきました。
そしてついに大動脈瘤治療においても、胸やお腹を切ることなく、血管内治療を行う時代となりました。

大動脈センター長 伊藤 雄二郎

千葉西総合病院の大動脈センターは生まれかわりました

大動脈瘤に対するステントグラフト治療が日本で承認されてから7年が経過し、大動脈瘤の治療体系は大きく変貌を遂げました。2008年からは、胸部大動脈瘤に対するステントグラフトも導入されました。

従来、腹部大動脈瘤治療は開腹を、胸部大動脈瘤治療は開胸と人工心肺という大きな手術侵襲を回避できませんでした。ところが、ステントグラフトを使用した治療は、開腹や開胸、人工心肺を回避した治療を可能としました。今まで、手術が不可能と言われてきた患者様にも、この治療であれば治療が可能なことも少なからずあります。

現在、国内では腹部大動脈瘤手術の約5割、胸部大動脈瘤手術の2割程度がステントグラフトによる治療となっていますが、我々は最新のデバイスと高度の技術を導入することで、腹部大動脈瘤、胸部大動脈瘤手術の約8割でステントグラフトを用いた低侵襲な治療で行うことが可能となりました。
さらに、Hybrid手術室の完成により、よりQualityの高い治療が可能となります。

Hybrid手術室