院長より
良い研修病院とは、どういう病院なのだろう?
仕事が楽な病院がいいのか?肉体の限界に挑戦するようなハードな病院の方がベターなのか?都会の病院がいいのか?はたまた田舎の方がよいのか?私自身の12年間に及ぶ米国での経験と、現在の日本の医療環境からみて、次の3つの条件が研修病院の必須条件と考える。
- 症例の数、質とも十分で、かつ指導医が充実していること。この指導医も、ただ多いとういのではなく、たとえ数がさほど多くなくても、指導医の質の高さが要求される。現在、厚生労働省の研修指定病院であれば、この1の条件はまず自動的に満たされる。
- 研修終了時に、自らが希望した際に、スタッフとして病院に残れる可能性のあること。有名研修病院で、研修後にスタッフとして残ることは困難であり、その場合、就職先はまた自分で探さなくてはならない。
- 病院の経営が安定し、研修医自身の地位、待遇も安定していること。病院が倒産や厳しい経費カットの危機に瀕していたり、多くの大学病院のように、スタッフや研修医が生活のために平日外でアルバイトをするようでは、まともな研修システムが確立されるはずがない。
「鉄は熱いうちに打て」と言う。医学生が医師になってからの1〜2年間で、その人物がどのような医師になるかが決まる。良き臨床医となって、世の中の役に立てるかどうか、自らが満足できる臨床医の技術、態度を身につけられるかどうかは、全て最初の研修内容に左右されることを銘記して頂きたい。










