「節約時代の病院へのかかり方」出版にかけた思い
世界経済はアメリカのサブプライム問題に端を発する危機的状態から未だ脱出していません。この経済危機は行き過ぎた資本主義が自ら生み出した歪みであり、その影響は資本主義的でないサービス、つまり行政や医療福祉の分野に対しても甚大な影響を及ぼしています。
このような状況下において、より良い医療を受けるためには病気にならないような工夫と、万が一病気になったときの対応、そして経済的効率のいい受診の仕方を熟知しておくことが大切です。国民一人ひとりが、環境問題を意識するようになったように、医療費問題についても意識するようになることを願っています。
限りある医療費をより効率的に使うためには、無駄な検査や薬を省くことが鍵となります。そこで国民が病気を知り、より良い医療の受け方を追求することが必要だと考え、この本を書きました。
自分の健康のために、そして節約時代における医療費の公平な分配のためにも、各家庭・地方や国の行政で、この本のテーマについて考えて頂きたいと思います。
この本は家庭の医学のような医学書ではなく、それぞれの症状が発生したときの具体的な対応策を医療関係者でなくても分かるような表現で述べています。
平成21年11月吉日 千葉西総合病院総長 前田 清貴













