医療法人木下会 千葉西総合病院
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大動脈センター
 

大動脈瘤があると言われている方、あるいは
知人、家族の大動脈瘤のことが心配な方へ(16)

心臓血管外科部長  市原 哲也


  「二度目の大動脈瘤手術は危険だからやらないほうが良い、と言われましたが・・・」「胸の大動脈瘤に対し手術が本来ならば必要なのですが、前回手術で脳梗塞を併発しており、二度目は危険だから・・・、と曖昧なことしか言ってくれません。どうしたら良いのでしょうか?」という問い合わせが増えて参りました。確かに二度目、三度目という手術はそれだけで危険は初回手術より大きいですし、さらに、脳梗塞などの合併症があれば、より一層危険は大きくなるのですが、手術が必要であれば、やるしかありません。
 
  こんな方と縁があり、手術を行いましたので紹介致しましょう。二度目(初回は10年前で急性解離に対し上行から弓部置換)、脳梗塞のため右半身不全まひがあり主に車椅子で移動、巨大瘤(基部、胸腹部にそれぞれ径10cm)があり、あちこちで「危険だから手術は無理だ」と言われて諦めていた59歳男性です。最初に基部(胸の前側、再手術です)をやり、翌日背中から腹にかけて(胸腹部)を行い、時間はそれぞれ7時間および11時間、術中術後も壮絶な闘いでしたが、幸いにも脳への被害はなく、無事に経過され、一般病棟でリハビリ中です。間もなく退院あるいは元のリハビリ病院に転院予定です。
 
  術前、CTを拝見し、瘤の大きさに驚いたのは勿論ですが、この巨大瘤が邪魔をして唾も飲み込めないでむせ返り、力んで私の目の前で真っ黒になられた時には、このままサヨナラかと、肝を潰しました。「ほっといたら夏は越せません(この時6月でした。)、いえ、1ヶ月ももちません。やるしかありません。」と話をし、随分と厳しい、残酷な話もしましたがよく理解して下さり、その数日後手術にこぎつけました。
 
  このように、いかなる困難があろうとも、やらなければ早期にお亡くなりになるのであれば、本人、家族に危険についてよく理解頂き、やるしかないのです。皆様におかれましては、二度目、三度目だからとか、合併症があるからとかいう理由で手術はしないほうがよい、あるいは、できないといわれ、「死ぬのを待つしかないか・・・」と絶望の淵で生活している方がおいででしたら是非連絡下さい。具体的な話を致しましょう。お力になりたいと思います。
 
  連絡をお待ち申し上げます。
 
 
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連絡先

千葉西総合病院代表
047-384-8111

大動脈センター 市原哲也

 

 
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